07/03/21 23:31:36 RMDr5LDd0
日本の高度経済成長の時も、きっとアメリカ始め当時の先進諸国では、
かって国内で行っていた生産が、日本に奪われ職を失う人、収入が下がる人が
いたんだろう。
今、中国、インドをはじめ後進国と言われていたところが、嘗ての日本のように
高度経済成長のまっただ中にいる。
日本だけが、鎖国でもして固定した身分制社会を維持していこうとすることは
できないだろうし、すべきではない。
賃金の低下はしかたがない面もある。
問題は、それによって生活水準が下がることだろう。
日本の場合、諸外国に比べて、生活のための物価が極めて高く、特に住環境が
劣悪と言われてきた。
この十数年間の間に、不動産所有世帯の住環境はめざましい改善がなされ、今や
先進諸国の中でもそれほどそん色のない状態になっているのに、他方で、高地価に
よる不動産をもたない世帯との格差は拡大し、高家賃は全く是正されていない。
住環境については、格差が大きくなっている。
賃金の低下がさけられないとすれば、実質的な生活水準が下がらないように、生活に
必要な諸物価、特に家賃、地価の大幅な引き下げが必要だろう。