07/03/21 08:53:24 0
東京都大田区議会の自民党区議が二〇〇五年十一月に欧州を行政視察した際に、
議会に提出した視察報告書の半分近くが、インターネットで公表されている
大学名誉教授の講演要旨と酷似していることが分かった。共産党区議団が二十日、
記者会見し明らかにした。同区議団は「盗用の疑いが濃厚」として同日、事実解明を
求める申立書を水井達興議長に提出した。
指摘されたのは、自民の鈴木章浩区議が書いた「『リール市議会、
リール・グランパレ国際会議場』訪問報告」と題した四十二字×九十六行の視察報告のうち、
フランス・リール市での鉄道交通網を生かした都市開発計画「ユーラリールプロジェクト」を
解説している四十六行の項目。文章全体を引用を示す二重かっこでくくり、前段で
「リール市の副市長に話を伺った」などと記している。
ところが、この四十六行中四十二行が、早稲田大学名誉教授の浜田泰三氏が
一九九七年十一月に千葉県内のフォーラムで行った講演「都市が日本を変える－
東京湾アクアラインをどう活（い）かすか」の要旨と酷似している。この要旨は、
九八年四月からネット上で公開されている。違う点は語尾や表記、固有名詞など十数カ所だけ。
この視察では、超党派の区議九人が〇五年十一月七日から十一日間、観光政策などの
調査を目的にドイツ、モナコ、フランスの三カ国八都市を訪問した。費用は税金から支出されている。
鈴木区議は、来月に行われる見通しの大田選挙区の都議補選への立候補を表明している。
*+*+ 東京新聞 2007/03/21[07:40] +*+*
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)