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パチスロのゲームソフト著作権訴訟、4億支払いで和解
パチスロ機メーカー「SNKプレイモア」(大阪府吹田市)が、人気ゲームソフトなどの著作権を侵害されたとして、
メーカー最大手の「アルゼ」(東京)など2社に製造・販売差し止めと損害賠償などを求めた訴訟が、
大阪高裁で和解が成立したことがわかった。
和解条件は、アルゼ側が発売中の家庭用ゲーム機ソフト「パチスロ アルゼ王国」の
6、7作目の製造・販売をやめて在庫も破棄し、解決金4億円を支払うなどの内容。
知的財産権を巡る訴訟でゲームソフトの製造・販売が中止されるのは異例という。
訴状などによると、SNK社は2001年10月に破たんしたゲーム機メーカー「エス・エヌ・ケイ」の知的財産権を落札し、
著作物などの一括譲渡を受けていたにもかかわらず、アルゼ側がゲームに登場するキャラクターなどを
無断使用してソフトを製造・販売しているとして、02年に大阪地裁に提訴した。
破たん前に「エス・エヌ・ケイ」に資本参加していたアルゼ側は
「キャラクターはエス・エヌ・ケイ社がアルゼの指揮下で開発しており、著作権はアルゼにある」と主張した。
しかし、1審判決は、著作権がエス・エヌ・ケイ社に帰属し、SNK社への譲渡も有効として、
アルゼ側に約4150万円の支払いなどを命じた。双方が控訴していたが、今年1月末に和解が成立した。
訴訟記録によると、「パチスロ アルゼ王国」の6、7作目は計24万本以上を売り上げたヒット作。
(2007年3月20日14時33分 読売新聞)
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