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・「バーチューブ、ナイト・ラーイブ!」
店内に拍手がわく。突然、指名され、司会者2人の間で恥ずかしそうだった女性客が、
次第に冗舌になる。「これ、ユーチューブにアップしますよ」と司会。「えっ、いつですか」と
驚く女性。「仕事帰りにちょっと一杯」のつもりが、いつのまにかカメラの前に…。そんな
様子がありありと見える。
東京・渋谷センター街の雑居ビルにある「BarTube」。テーブル席だった空間がスタジオに
早変わりする。ビデオジャーナリストの神田敏晶氏(45)が、10年余りの経験から「映像ほど
リアルな表現手段はない」と実感し、昨年11月に開店した。
ゲストは即興で動画制作への参加を求められる。編集なしですべてをさらけだし、全世界で
視聴できる場に公開される。出演したコンピューター会社勤務の永嶋愛さん(31)は
「ネットで公開されると思うと、ドキドキする。普段はあがり症だけど気持ちいい。いっぱい
しゃべってみたくなる」と顔を上気させた。
司会を補佐した共同経営者の佐藤豊彦氏(48)は「普通のお姉さんが、突然、多くの視聴者を
集めることもある」と語るが、もちろん、内輪受けの可能性も高い。
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昨年、注目を集めたインターネットの動画共有サイト。集まる動画は、家庭作品から、プロや
セミプロが制作したオリジナル作品、問題となっているテレビ番組の違法投稿など玉石混交。
作品ごとのコンテンツ力はピンキリだ。
しかし、集積した数千万本の動画は、巨大な映像データベースとなっており、数十年前の
テレビ番組が見つかったりする。サイトとしてのコンテンツ力はすさまじいものがある。昨年
11月に16億5000万ドル(約1950億円)の巨費を投じて動画共有サイト大手ユーチューブを
傘下に収めた米グーグルのデイビット・ユン副社長は、「ほとんど視聴されない動画も多いが、
そこそこの作品も相当ある。それがあれだけ集まると、独自の魅力は強い」と将来に期待を示す。
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次世代の有力コンテンツとして期待される短編動画。力ある作品発掘を目指す映画祭は
世界中で毎日のように開催されている。(抜粋)
URLリンク(www.iza.ne.jp)