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・「うちの娘は優しく、思慮深いです」「息子は誠実で、子供好きです」…。わが子の年齢や
学歴、職業、長所を書き込んだ身上書を手に、親同士が子供の結婚相手を探す。
「親を見れば、子供や家庭のことが分かる」ということか。こうした“代理見合い”が盛況だ。
代理見合いサービスの先駆けといわれる結婚相談所「オフィス・アン」が企画する、未婚の
子を持つ親同士の交流会「親の縁は子の縁」。埼玉県の62歳の女性は、派遣社員として
働く35歳の娘の伴侶を見つけるため、4年前からこれまでに3回、交流会に参加している。
「子供を産むには年齢的にそう猶予はありません。たとえ相手とうまくいかずに離婚したと
しても、一度結婚したとしないとでは、人生を振り返ったときの納得度が違うはず。(私が
交流会に参加することで)本人が結婚を真剣に考えるきっかけになると思っています」
娘は、親が選んだ男性と、その都度会ってきた。しかし、今のところ実を結んではいない。
「『親のエゴ』といわれれば、そうかもしれません。でも、過保護とは思いません。だって、
親だけがしてやれることですから」
晩婚や生涯未婚への焦りが、代理見合いに母親を駆り立てる。
「異性と知り合う機会がない」。そんな現状を打開しようとする場面にも、親離れ、子離れ
できない姿が垣間見える。ある結婚情報サービス会社のベテラン相談員が明かす。
30代半ばの団体職員の男性は、相談窓口で紹介システムの説明を聞いている間中、
携帯電話が15分おきに鳴った。かけてきていたのは、母親。母親はロビーからかけて
いたのだという。男性は、その場で入会金や会費など約40万円を一括納金。支払った
現金は、母親が近くのATMでおろしてきたものだった。
「つまり、母親に付いてきてもらっていたわけです。かといって、同席するわけでもなく、
中途半端な関係です。親離れ、子離れするタイミングを逸してしまったのでしょう。結婚が
本人同士だけの問題でないことは理解できますが、親があまり入り込みすぎると、良縁も
壊れることもあります」。男性は現在、30代前半の女性と交際中だ。(>>2-10につづく)
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