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自動車部品メーカー大手デンソー（愛知県刈谷市）の社内データ持ち出し事件で、
横領容疑で逮捕された中国籍の材料技術部係長楊魯川容疑者（４１）が、
持ち出したパソコンで大量のメールをやりとりしていたことが１７日、
愛知県警外事課などの調べで分かった。
楊容疑者が昨年１０月から１２月にかけ、急に大量のデータを
ダウンロードするようになったことも判明した。
同課などは、楊容疑者が持ち出したデータを外部に送るため、頻繁にメールを
やりとりしていた可能性もあるとみて調べている。
調べによると、楊容疑者は昨年１０月に１万８００件、同１１月には１２万件、
１２月は４０００件に上る電子図画データを社有パソコンにダウンロード。
これらのデータには企業秘密が含まれていたが、楊容疑者は自分の
ハードディスクにコピーする目的で、このパソコンを無断で自宅に持ち帰った
疑いが持たれており、大量のメールを送受信していたという。
楊容疑者は２００１年１２月に入社した後、昨年１２月まで約５年間、
機能品技術部に所属し、今年１月に材料技術部に異動した。
同部からは、電子図画データにアクセスできないシステムになっていたため、
異動前にデータの大量入手を図った可能性もあるとみられている。
昨年９月以前には、データが大量にダウンロードされた形跡はなかったという。
*+*+ Business i 2007/03/18[07:02] +*+*
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