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□キレる客対策、業界本腰 クラシック演奏会でトラブル急増
クラシックの演奏会で最近、観客同士のトラブルが相次ぎ、主催者らを悩ませている。
人気マンガ「のだめカンタービレ」などの影響で、新規客が増えたのが一因のようだが、
かつては問題にならなかったようなささいなことで、いらだちを暴発させる客が目立つと
いう。音楽業界も対策に乗り出した。
◆途中入場・チラシ制限も
「携帯電話のアクセサリーがうるさい」。昨年、都内の大ホールで、30代とおぼしき男性
が若い女性の服をひっぱり、ロビーに引きずり出した。仲裁に入った主催者がその携帯を
見せてもらうと、ちいさな鈴がひとつついていただけーー。
演奏会の主催者によるとこうしたトラブルが目立ってきたのは半年ほど前から。きっかけ
になるのは演奏会のチラシの束やパンフレットをめくる音、せきばらいや呼吸音、体臭など
など。休憩時間に「迷惑だから退場させろ」と主催者に詰め寄ったり、終演後に口論を始め
たりする人が増えたという。激高している客は、落ち着かせるためまず別室へ、との原則は、
今や多くの主催者にとって常識になった。
グループで訪れる若い観客を、主催者は「のだめ軍団」と呼んで警戒する。彼らが一方的
に悪いわけではないが、クレームをつけられ、トラブルに発展することがあまりにも多いから
だ。高齢者が“標的”になる場合も多いという。
(>>2以下に続きます。)
出典:asahi.com 2007年03月16日
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