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【浅野史郎研究】
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2007.03.05 vol.1 責任感について
2007.03.07 vol.2 非常識な人
2007.03.08 vol.3 「改革派知事」の中身
2007.03.09 vol.4 情報公開の実態
2007.03.13 vol.5 選挙手法について
2007.03.15 vol.6 福祉について
第三に、これが重要なところだが、すべての情報が公開してもらえるとは限ら
ないということだ。情報開示請求したとしても、その情報を管轄する部署が公開
したくないと判断すれば、「開示できない」「一部分のみの開示」になる。
実は、小誌はかつて浅野氏の参謀の田島良昭氏が宮城県福祉事業団理事長だった
とき、田島氏の経歴・役員報酬・勤務状態などについて開示請求したことがある。
県の外郭団体のトップであれば、事実上、公人といって差し支えない。
ところが、開示されたのは田島氏の姓名とコロニー雲仙の経営者ということのみ。
生年月日も学歴も、一切が黒塗りされていた。
以上のように、宮城県は情報公開で先進的だと言われているが、その中身たる
やお粗末なものなのだ。
さらに言えば、オンブズマンが都道府県情報公開ランキングなるものを毎年実施し
宮城県はトップに位置しているが、その最大の理由はコピー代が10円と割安なこと
による。情報公開の質や量は全く無関係なことでランクが決められているということだ。
「浅野氏が情報公開を進めた」などとマスコミは持ち上げているが、その実態を知って
書いているのか、と小誌は言いたい。浅野氏=情報公開というのは、つくられた虚像でしかない。
浅野・田島氏の福祉観について記せばきりがない。それを一言で表すとしたら、
両氏が「福祉は産業になる」と宮城県で語っていたということだけで充分かと思われる。
確かに、福祉は産業になるのかも知れない。だが、そのことを公言する政治家と
福祉関係者に、小誌は出会ったことがない。
最後に、「福祉先進県」を掲げた浅野県政下の福祉がどのようなものだったかを
お伝えしよう。福祉分野の都道府県ランキングを見ると、宮城県の福祉はどの項目
でも全国で中位あるいは下位にある。 「福祉の浅野」は大いなる錯覚でしかない。