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・東京都知事選(4月8日投開票)について、夕刊フジとインターネット調査のiMiネットは
共同で先週末、都内の有権者を対象に世論調査を行った。その結果、石原慎太郎知事
(74)と浅野史郎前宮城県知事(59)の支持率の差はわずか8.2%となっており、首都
決戦は大激戦となりそうな気配だ。
世論調査は都内在住の20歳以上の男女計500人にインターネットで行った。そのうち、
「誰に投票したいか?」との質問では、石原知事が29%でトップ。これに浅野氏が20.8%と
続き、12日夜に出馬を断念した丸山和也弁護士(61)が9%と続いた。「決めていない」と
回答した人は32.4%いた。
今回の都知事選は、自民党が支持する石原知事と、民主党が支持する浅野氏による
“事実上の一騎打ち”とみられている。当初は「圧倒的に優位」とみられていた石原知事だが、
浅野氏が10%以内で肉薄しているのは要注目だ。
というのも今年1月、宮崎県知事選で勝利した東国原(ひがしこくばる)英夫(そのまんま東)
知事は、投票1週間前まで10ポイント前後の差を付けられていたが、無党派層を取り込んで
一気に大逆転しているためだ。
一方、石原知事の3選出馬を「良い」と答えたのは46.8%で、「悪い」と回答した34.6%を
上回った。
その石原知事については、「意志が強くてはっきり物を言う」「革新的」「カリスマ性があり、
有言実行」などと評価する声があがった一方、「傲慢(ごうまん)」「親バカ」「少々私利私欲に
走りすぎ」など、一連の都政私物化問題を意識する回答も目立った。
また、都知事を選ぶ基準としては、「指導力」が33.7%でトップで、「人柄」の31.7%、
「政策」の27%と続いた。
政治評論家の森田実氏は「石原知事にはかつての圧倒的強さはない。2期8年の実績には
プラスもあるが、マイナスも多い。一方、ネガティブキャンペーンを仕掛けられた浅野氏は
当分苦しい。(一部略)
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