07/03/15 09:59:12 0
2005年分の資金管理団体の政治資金収支報告書に、電話代などを光熱水費として
虚偽記載していたことが明らかになった民主党の中井洽元法相。松岡利勝農相の多額の
光熱水費計上問題を追及している真っ最中だけに、同党にとっては痛手だ。ところが、
執行部はむしろ「災い転じて福となす」という強気の戦略を描いているという。
(中略)
中井氏のケースは、光熱水費無料の議員会館に事務所を置きながら、巨額の光熱水費を
計上していた松岡氏と同じ構図。民主党は松岡氏を虚偽記載ではないかと追及してきただけ
に、格好がつかない。鳩山氏は記者団に「(松岡氏追及の)足かせにならないよう、早く
解決しなければいけない」などと危機感をにじませた。
半面、党執行部には、中井氏の虚偽記載は「適切に報告している」などと繰り返すだけの
松岡氏を追いつめる奇手になるのではという期待もある。中井氏が積極的に非を認め、付け
替えていた経費の詳細を公表すれば、松岡氏や事務所費問題を指摘されるほかの閣僚との
「対応の違い」(鳩山氏)をアピールできるからだ。
中井氏が務める党常任幹事会議長を辞任すれば、さらに効果的という見方も出ている。
小沢一郎代表は同日午後、鳩山氏らと対応を協議し、「閣僚たちは全然説明責任を果た
していない。うちは、間違ったことが明らかなら早く国民に示し、きちんと謝ることだ」と、
政府と違う対応を求めた。同日の参院予算委員会では、蓮舫参院議員らが「自分はクリーン
だということを答弁していると、自信を持っているか」などと、松岡氏への追及の手を緩め
なかった。
中井氏側は、光熱水費に付け替えていた領収書をすべて保管しており、「架空のものは一切
ないようだ」(党関係者)といい、こうした事情も強気路線につながっているようだ。
ただ、虚偽記載は政治資金規正法に抵触する疑いもある。国民が中井氏と松岡氏の違いを
理解する保証はない。
(後略)
■ソース(東京新聞)(清水俊介) (略部分はソースで)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)