07/03/14 09:39:02 O
・スイス人男性(57歳)が、プミポン国王に対する不敬罪で、禁固75年を求刑されている
ことが明らかになった。
この男性は12月5日にチェンマイで、酒に酔って大騒ぎし、国王の肖像ポスターに黒い
スプレーを塗るなどの5つの不敬行為を働いたとされる。不敬行為1つにつき禁固15年が
課せられるため、合計で75年の禁固となる。
3月12日にチェンマイの裁判所で抗弁が行われた。なぜ不敬行為を働いたのか、その
理由は明らかにされていない。裁判所によると29日にも判決が出る見通し。
タイでは王室関係者に対して不敬行為を行った場合、不敬罪に問われる。誰でも不敬罪
容疑で訴えることができるため、国民の間では、王室関係者に関する話は控えるのが
一般的だ。
特に昨年は国王即位60周年、今年は国王80歳の誕生日と祝賀行事が続く。国民の多くは
敬愛を表するため、国王誕生日の月曜日には国王の色である黄色い服を着る。昨年9月に
クーデターを起こした軍事政権も、その理由の1つとして、タクシン前首相が国王および
王室関係者に不敬行為を度々行ったためと説明している。
タイに不敬罪があることは外国人にも知られており、公の場で明らかな不敬行為を働く
人はまずいない。また不敬罪で刑を受けたケースも実際には無いようだ。このようなこと
から、今回のスイス人男性の行為は極めて挑発的といえ、裁判所の判決に国際的な
注目が集まりそうだ。
ただし国王自身は2005年、誕生日のスピーチで、「私は間違うこともあるだろうし、その
間違いを知るために、批判されうる。批判を受けるなら、どこが悪かったのか知りたい」と
言及している。
URLリンク(www.bangkokshuho.com)
※記者コメント:タイの映画館では、上映前の国王賛歌でも全員(外国人含め)起立しなければなりません。
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