07/03/13 18:58:04 hzbNZigL0
>>254
No.81 立木 志摩夫さんのコメント | 2007年03月10日 02:16 | CID 44025 | (Top)
いのげ氏のリンクではうまく飛べないので貼り直しておきます。
URLリンク(www.mhlw.go.jp)
えーと、異常言動の発症率は単純に見れば
アセトアミノフェンを使わなかった場合10%、使った場合16%です。(資料4-8(1))
そして多変量解析(比例ハザードモデル)を用いれば
使わなかった場合と比べて使った場合は4倍になります。(資料4-17)
一方タミフルは異常言動を増やしておらず、肺炎の発症を1/4に抑えます。(資料4-7)
アセトアミノフェンを投与されていた患者は全体の40%、しかし他の患者が
その他の解熱薬を使っていたかどうかは書かれていません。
<以下解説>
一般に解熱に使う薬は
1)糖質コルチコイドいわゆるステロイド、
2)NSAIDs(アスピリン、イブプロフェン、ジクロフェナクなど)
3)アセトアミノフェン
の3種類が主で、感染症の解熱に1)を使うことは極めてまれです。
2)はインフルエンザの際に投与するとインフルエンザ脳症やライ症候群といった
命に関わる病態のリスクを高めるということで、最近特に小児には使いません。
僕自身は内科医なので小児には3)しか使わないです。
ただし解熱・鎮痛効果は多少弱い印象があります。