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PS「シルバー事件」、PS2「花と太陽と雨と」、PS2「ミシガン」、PS2とGC「Killer7」、PS2
「侍チャンプルー」など、全身これ“個性の塊”といった作品をリリースし続けるグラスホッ
パー・マニファクチュアの代表取締役である須田剛一氏が、「Game Developers
Conference(GDC) 2007」最終日に「Punk's Not Dead」と題したトークセッションを行なっ
た。
ディレクター、デザイナー、シナリオライターとして、日本よりも海外で高く評価されてき
た須田氏の講演だけに、会場となったROOM 135には多数の聴衆が訪れた。
■ ディレクター ~バッシングに負けない強い精神力が必要~
あと、ディレクターにとって物凄く重要なのは、精神的にタフでなければならない、という
のが大事だと思います。たとえ話ばかりで恐縮なんですけど、日本には「2ちゃんねる」と
いう巨大掲示板があるんですね。要はフォーラム……って言っていいのかな? 色々な人
たちの意見が集まるフォーラムがあります。そこでは特にゲームの話題が盛り上がって
いて、あるゲームが出ると、それに対し必ず色々な批判がつきまとう。日本ではちょっと
社会問題になっているような巨大フォーラムなんですけど、どちらかといえば、どんな素
晴らしいゲームでも批判のほうが凄く多い。ある有名なゲームを作ったディレクターさん
が、「2ちゃんねる」の存在をまったく知らなくて、色々な人たち、プレイしたお客さんたち
の意見がそこに集まるというのを知り、凄く喜んだんですね。凄く楽しみにして見にいって
そこに書かれていたのは、凄く酷いこと。死ね、金返せ、逝ってよし……そんなことがたく
さん書かれていて、凄くショックを受けたんですね。で、それから確か3カ月くらい……会
社に来られなくなってしまった。
ただ、それも全部受け止めるのがディレクターであり、お金を払って買ったお客さんの意
見っていうのは、もう絶対だと思うんですね。ぼくも相当言われるんです。
死ね、ゲーム業界からいなくなれとか、アメリカの人からもたまに言われます。でも、
そういうものも一応乗り越えて、すべてアイデアのタネとして、ディレクターとして吸収した
いと思っているんです。
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