07/03/10 10:49:31 Lk+E9Kd40
3年前のアサヒの記事です
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【北朝鮮拉致事件】あの日から:拉致…日朝この1年/人道支援、利権も視野
9月9日、北朝鮮は建国55年記念の式典を平壌で催した。朝鮮人民軍による閲兵式を、金正日総書記ら要人が見つめる。広場の一角にある外国人招待者席に、非政府組織(NGO)「レインボーブリッヂ」の小坂浩彰(ひろゆき)事務局長(50)もいた。
本人によると、自分の席から金総書記の姿も近くに見えたという。
小坂氏は7月、拉致被害者の曽我ひとみさん、地村さん夫妻、蓮池さん夫妻の子ども6人と会って手紙を持ち帰り、一躍注目を集めた。
この数年間の訪朝回数は17回。現地では北朝鮮の高官と会うことも多いという。その人脈はどうやって築かれたのか。
「私を子どもたちに引き合わせたのは『北朝鮮の人道支援の最高責任者』。そうとしか知らない。式典の前日にもホテルで会った。拉致問題をどうするつもりか問うたが、日本語で『解決したいと思っている』とだけ答えた」
三重県の高校を卒業後、食品輸入業などをしながら、政治家や警察関係者と付き合いを深めた。北朝鮮に関心を持ったのは、横田めぐみさん拉致疑惑が浮上した97年ごろだ。「政府は関知しないという立場。ならば自分が解決できないかと」
そう言う一方で、「日朝の交流が活発になった後のビジネスも視野に入れている」と、将来への野心も隠さない。
00年に発足させたレインボーブリッヂは、活動原資を主に企業から得ている。国交正常化後、北朝鮮進出を狙う企業は多いという。
農産物輸入に関心のある食品会社は、キノコの粉末を550万円相当、提供してくれた。約6100万円相当の中古の土木重機を出した会社もあった。輸送費は約300万円かかったが、業者が負担したという。
団体として供与した物資は、通関ベースで3億円分を超える。
「どこの企業も深い思惑はないが、関係だけはつくっておきたいということだ」
将来の利権をも視野に入れた支援。そんな微妙な立場に身を置きながら、小坂氏は昨年秋以来、拉致被害者の子どもについて「元気でいるか確認したい」と要求。