07/03/09 22:54:09 0
・ネットの映画紹介ページに記事を書く“ネット映画記者”が増えている。ハリウッドスターの
会見に集まる取材陣の3分の1を占めるようになっているという。
増え続けているのは「ハリウッドスターらのPR来日が公開の直前に集中し始め、PRが
短期決戦化したため、ネット媒体の速報性が配給側にはありがたいからです」と続けるのは
宣伝代理店の男性。
たとえば公開中の「ドリームガールズ」。話題の新人でアカデミー助演女優賞を獲得する
ことになるジェニファー・ハドソンの来日会見があったのは、公開3日前だった。
せわしないのは米国の映画館で盗撮した海賊版DVDが出回るようになったせい。海賊版
流入前に本物を公開したい。このため米国公開から日本などでの封切りまでの“時差”が
短縮。なかには同時公開のものある。いきおい俳優らのPR来日の日程はバタバタになる。
「直前の来日会見になると雑誌は公開前の掲載が間に合わない。新聞なら翌日。でも、
ネットなら即日ですから、最終盤の短期にPRにはとても強い」と宣伝代理店の男性。
会見が盛況になる裏側で問題も起きている。
「こういう名前の記者は在籍していますか?」。アジア映画を得意とする配給会社の
宣伝マン(26)が電話で問い合わせてきたのは、韓国の人気俳優の来日会見があった翌日。
「いない」と答えたら受話器の向こうからうめき声が聞こえてきた。
少なくとも3人の女性が、自分で作ったとみられる名刺で産経デジタルの記者になりすまし、
会見場に潜り込んでいた。
行きすぎたファン心理からなのか、勝手に撮った写真などを売るつもりなのか。混雑に
乗じて紛れ込む、こうした“ニセ記者”の出現が相次いでいる。俳優の舞台あいさつつきの
試写会に潜り込もうとした女性にインターネットを通じてニセ名刺を売った男が、詐欺容疑で
警視庁に逮捕される事件も起きた。
映画関係者の間には「会見現場で厳しい“首実検”を」という声もあるが、大勢は「互いに
不快なことは避けたい」。情報交換を密にして、とりあえず防戦に努めている。(抜粋)
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