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・浅野史郎・前宮城県知事は「市民派」として知られ、今回も市民団体主催の集会に出席した
ことがきっかけで、出馬を決意した形だ。
「政党からの出馬要請ではなく、市民からの要請なら受ける可能性があるのではないか」と
五十嵐敬喜・法政大教授が呼びかけ人になって会合を開き、約200人が集まった。細川護熙
元首相の妻佳代子さんや、元HIV訴訟原告の川田龍平さんも参加した。これが「浅野さんの
ハートに火をつける会」と名前を変え、集会を転機に、正式な出馬表明に至った。
このような経緯から、浅野氏は無党派層受けしやすい「市民派候補」としての面が注目
されているが、週刊誌からは、冷ややかな声が上がっている。
浅野氏を後押しした市民団体の「素性」を問題視しているのだ。週刊新潮では、市民団体の
集会に出席したジャーナリストの声として「有名な”活動家”も何人か見かけましたし、各人が
書いた”わたしの一言マニフェスト”を、司会者の合図で一斉に掲げるなど、いわゆる”プロ市民”的
集会の匂いがプンプンしていましたね」
確かに、同会のブログに掲載されている「賛同人」の名簿を見ると、「活動家」「運動家」と
いった風の人が意外に多い。肩書きを見ても、単純な「市民派」ではなく、社民党の
応援団といってもおかしくないほどだ。
メンバーの肩書きをざっと並べてみると、それがよく分かる。
「うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会」「平和への結集をめざす市民の風代表呼びかけ人」
「草の実九条の会」「子どもの命と世界平和を守る会会長」「全国フェミニスト議員連盟世話人かつ都民」
「戦争への道を許さない女たちの会・世話人」「『日の丸・君が代』不当解雇撤回を求める被解雇者の会」
「憲法を愛する女性ネット世話人・予備校講師」
市民団体と民主党が浅野氏にラブコールを送り続けてきたのはすでに有名だが、当の社民党も
浅野氏の支援を表明している。同党の福島瑞穂党首が3月7日の記者会見で明らかにしたもので
すでに推薦候補を決めている共産党に対しても「共産党もできれば石原都政を倒すために力を
合わせていただきたい」 と、呼びかけた。(抜粋)
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