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★エルヴィスが何人も……パプアニューギニアの選挙人名簿
[ポートモレスビー 5日 ロイター] パプアニューギニアの選挙人名簿を信用するならば、
故エルヴィス・プレスリーは2007年の国政選挙の幽霊有権者になるらしい。
2006年、パプアニューギニアの登録有権者490万人のうち半分は、実在しない幽霊有権者と
選挙委員会にみなされてしまった。
選挙委員会は6月30日の選挙を控え、1年かけて選挙人登録を改訂するべく努力してきたが、
広大で開けていない高地の国の選挙人名簿はいまだ不正確であることを認めた。
選挙委員長アンドリュー・トラウェンは、選挙人名簿には1977年に死亡した米国のロックスター、
エルヴィス・プレスリーが何人かおり、トム・ジョーンズも数人、王や女王もいるように、
幽霊有権者が問題だと述べた。
選挙委員会の分析によれば、3月現在、高地にある5州における選挙人登録は116％から
132％になっているそうだ。
トラウェンは、一部の政治家がこうした偽りの選挙人登録の背後におり、
数字が正しく修正されなかった場合、選挙委員会はいくつかの州で選挙の無効を
言い渡すことも辞さないと警告した。
「私は6月の選挙の前に選挙名簿の準備が整えられるとたびたび約束しており、
断固としてそれは実現するつもりです」と、彼は語った。
トラウェンは、5人の有権者が選挙名簿の訂正を行ったと述べた。
パプアニューギニアの人口510万人の大部分は、ジャングルの高地で自給自足の
生活を送っている。そこでは、部族闘争、魔術、犯罪、そして政治腐敗がおびただしい。
議会に選出されれば、首都ポートモレスビーでのより良い人生を保証される。
パプアニューギニアの選挙は、暴力と不正によって傷つけられている。
2002年には武装した政治集団が選挙を乗っ取り、政敵を殺して投票箱を破壊。
選挙委員会に6つの議席の無効を宣言させ、議席数を103に減少させた。
REUTERS URLﾘﾝｸ(www.excite.co.jp)