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検索エンジンの大手グーグル社が2007年の「フォーチュン 働きがいのある企業ベスト100社」
でチャンピオンになったと1月に発表がありました。
一般に企業とはどのようなものかを知っている人からすれば、グーグルは殆ど「考えられない」
会社です。変わったところは山ほどあるけれど、まず挙げるとすれば「この会社ほど社員を
甘やかすところはない」ということでしょう。例えば、同社には「グーグル15」という言葉が
あります。その神秘的な数字は、エリート技術者の数を示しているわけではありません。
単なるラッキーナンバーでもありません。実は、体重を示しているのです。
この会社に入ると、社員は平均すると15ポンド(約7キロ)ほど体重が増えるそうです。
それで「グーグル15」。ところで、グーグラー(=グーグルの社員)になったら、どうしてデブ
になってしまうのでしょう? その答えは、カリフォルニア州マウンテンビュー市の本社敷地
内に潜んでいました。そこにレストランがいくつもある、「食いしん坊天国」だったのです。
有機野菜を使った料理やエスニック料理を提供する、本物のグルメ・レストランです。
しかも、社員の利用は無料。全部会社が負担してくれる。それなら、マイホームで作って
食べるより、会社で食べた方が美味しそうだし、圧倒的に経済的ですよね。グーグル創業者
のブリン氏やペイジ氏は、「すべての社員が手を伸ばせる距離に食べ物を置いておかなけ
ればならない」という持論を唱えておられるのだとか。もちろん、グーグラーには大好評。
そこまでしてもらえるなら、何も家に帰る必要はなくなるでしょう。厳選素材を使ってくれる
ので、地方の無農薬農家にもグーグルは大好評なのだとか。
「至れり尽くせり」なのは、食事だけではありません。敷地内にはランドリーもあるし、診療所
や託児所、スポーツ・ジムまである。退屈なら、バレーボールなどをやればよい。スポーツ
が苦手な人にはグルメ・コーヒーやおやつが盛りだくさんに用意されている。疲れた人向け
にマッサージ店(もちろん無料)まである。それで太ってしまうのは困りものだけど、相当に
贅沢な悩みですよね。 (>>2-5に続く)
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