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★裁判官あてに現金、民事原告女性を贈賄の疑いで書類送検
福岡県警は６日、損害賠償請求訴訟を福岡地裁に起こした福岡市内の７０歳代の原告女性が、
担当の裁判官あてに約２５万円を渡そうとしたとして、贈賄（申し込み）容疑で福岡地検に書類送検
した。
調べなどによると、女性は以前勤務していたマッサージ店で、ほかの従業員より低い日当を支払
われたり、嫌がらせを受けたりしたなどと主張し、マッサージ店を相手取って提訴。結審後の今年
２月、福岡地裁を訪れ、裁判所職員に、担当裁判官あての書類と一緒に現金を渡した疑い。
職員が現金を発見、県警に告発していた。訴訟は３月１日の判決で女性の請求が棄却された。
「自分に有利な判決を出してもらおうと思った」などと容疑を認めているという。
読売新聞（九州発） 3/6
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訴訟の判決は１日、言い渡され、元従業員の請求は棄却された。判決文などによると、元従業員は
勤めていたマッサージ店の女性経営者から他の従業員と給与で差をつけられたり、金を着服した
疑いをかけられたりするなど不当な扱いを受けたとして、昨年、女性経営者を相手取り５００万円の
損害賠償を求めて提訴した。
県警の調べなどでは、元従業員は結審後の２月上旬、福岡地裁第三民事部の担当の男性裁判官
あてに、訴えの内容をあらためて書いた文書数枚を添え、封筒に入れた現金二十数万円を渡そうと
した疑い。元従業員は、裁判所事務官に「裁判官に渡して下さい」などと文書と現金入りの封筒を
預けていた。不審に思った事務官が中身を確認したため、贈賄申し込みが発覚し、地裁側が県警に
刑事告発していた。
県警は１日の判決後、元従業員から任意で事情聴取しており、大筋で容疑を認めているという。
福岡地裁総務課は「現時点ではコメントできない」としている。
西日本新聞 2007年03月02日13時36分 ※一部抜粋
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