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★米副大統領前側近に有罪評決・ＣＩＡ漏えい疑惑
【ワシントン＝加藤秀央】米中央情報局（ＣＩＡ）工作員身元情報漏えい事件で、
ワシントン連邦地裁の陪審団は6日、起訴されたチェイニー副大統領の元首席補佐官
ルイス・リビー被告に偽証罪など四つの罪で有罪評決を下した。
起訴時まで現職高官としてブッシュ政権で安保政策に深く関与した同被告が
有罪となったことで、政権への逆風がさらに強まりそうだ。
事件は、イラク開戦の根拠だった核開発はなかったとブッシュ政権を批判した
元外交官に“報復”するため、政権高官が「元外交官の妻はＣＩＡ工作員」と
メディアにリークした疑惑が発端。リークした高官を特定する捜査の過程で、
リビー被告が虚偽の供述をした罪などで起訴された。
裁判で検察側は、機密情報に相当する工作員名の漏えいの罪に問われるのを恐れた
同被告が捜査に対しうそをついたたと犯意を主張した。
これに対し弁護側は、被告の供述は政権中枢で職務に忙殺されていたための
あいまいな記憶に基づくもので、虚偽の供述にはあたらないと反論していた。(07:02)
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)