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格差社会の象徴とも言える「ワーキングプア」。いくら働いても、所得が生活保護水準
(大都市部で年間約160万円)に達しない人たちをそう呼ぶ。社会の底辺をさまよう若者
たちの姿を追った。
■日雇いを転々、宿はファストフード店…携帯電話が命綱■
午前2時半、高層ビルに囲まれた東京・新宿のハンバーガー店。髪を伸ばした男性(30)が、
トイレで歯磨きを済ませて席に戻ってきた。机の上には空のカップ。今夜はここで休む。“宿代”
は紅茶代の100円だ。
運送会社や建設現場で、日雇い労働者や短期の契約社員として働いている。力仕事が多いから、
夜はせめて、マンガ喫茶かネットカフェの個室で足を伸ばしたい。だが、1泊800円。手持ちが
少なければ、24時間営業のファストフード店で寝る。疲れはとれないけれど仕方がない。野宿より
はましだ。
年収は数えたことがないが、せいぜい百数十万円だと思う。風呂は週2回、銭湯などで済ませる。
食事はカップラーメン、ゆとりのあるときはコンビニエンスストアの弁当だ。
1月下旬、マンガ喫茶で寝ているうちに、1万3000円が入った財布を盗まれた。
2日間、食事にありつけなかった。以来、マンガ喫茶には泊まっていない。
1万円ほどの携帯電話代が払えなくなるのが1番怖い。勤め先からの連絡が入る“命綱”だからだ。
高校を卒業したのは、バブル崩壊後の1994年。就職活動はしたが、定職には就けず、建設現場
などを転々とした。2002年には自動車工場で月に40万円稼いだこともあったが、10か月の
契約期間が切れると更新はしてもらえなかった。以来、職場ごとの雇用期間は短くなる一方だ。
「早くやれよ、バカ」。昨秋勤めた運送会社では、引っ越しの作業をただ見ているだけの社員に、
よくどなられた。みじめだったが、首にならないためには慣れないといけなかった。
(2007年3月1日 読売新聞)URLリンク(job.yomiuri.co.jp)
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