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防犯カメラの犯罪抑止効果が注目されている。東京都内の高級住宅地・世田谷区成城では、
成城署の呼びかけで住民たちが主体的に防犯カメラを設置した結果、管内の主な犯罪は半減し、
侵入盗や強盗などの被害総額も平成18年は前年より1億6755万円減少した。プライバシー
の問題から議論もあるが、忍び寄る犯罪への“監視の目”として着実に成果を上げている。
「自分が被害に遭うとは考えず呆然(ぼうぜん)とした。ただ、それよりも被害品が戻るとは
思ってもいなかった」。昨年9月、ひったくりの被害にあった主婦(77)はそう語る。犯行の
瞬間を防犯カメラがとらえ、男が逮捕された。600件の犯行を自供し、多くの被害品が押収され、
被害者のもとに戻った。
そば店経営の吉田永さん(44)は昨年初め、成城署の勧めに「自動販売機荒らしもあったし、
防犯に役立てば」と2台を店頭に設置した。数カ月後、「映像を見せてほしい」と署員が訪ねて
きた。シャッターにスプレーで落書きする男2人が写っていた。
取り組みから1年。設置する住人は増え、現在では管内202カ所で405台に。映像が一助
となり、犯人が逮捕された事件はひき逃げなど8件11人に上る。
英国では公費で防犯カメラを整備しており、ロンドン同時テロでは犯人割り出しに貢献した。
日本でも警視庁が14年以降、新宿や渋谷、池袋、上野の繁華街に計100台を設置。歌舞伎町
では刑法犯罪が3割減った。
(続く)
■ソース(産経新聞)(社会部 桜井紀雄)
URLリンク(www.sankei.co.jp)
※図表 成城警察所管内の犯罪増減
URLリンク(www.sankei.co.jp)
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