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・NHKの「みんなのうた」に大物歌手が続々登場している。しかも多くが歌手側からの持ち込み
企画という。
2月から放送中の「野に咲く花のように」は一足早い卒業ソング。NHK大河ドラマ「風林火山」で
上杉謙信役を演じるGacktさんが歌う。阪神大震災後、神戸市の高校にできた環境防災科の
生徒との交流から生まれた曲で、昨春の同高の卒業式では自ら生徒たちの前で歌った。
「そんな曲だからこそ老若男女に聴いてほしい」と日本クラウンが番組側に持ち込んだ。
同じく放送中の「こっちを向いて」は元アイドルの石野真子さんが母と子のきずなを歌った曲。
また、06年10、11月には宇多田ヒカルさんの「ぼくはくま」が登場。童謡風の曲調の意外性や
愛くるしい人形のアニメが人気を呼んだ。
過去1年間に登場した大物では、さだまさしさん(「がんばらんば」)、ロックのCHARさん
(「OSAMPO」)……など。いずれも歌手側からの持ち込み企画だ。
公募もしないのに年間約20曲の枠に最近は1000曲近い提案がある。きっかけは02年、
平井堅さんの「大きな古時計」。平井さん自身がこの曲を歌いたいと切望した。結果、オリコン
チャートで数週間1位を占める大ヒット。以降、歌手側の提案件数が急増した。
背景には業界事情がある。テレビの歌番組が減った。楽曲のネット配信が広まり、CDが
売れなくなった。アーティストが本当に歌いたい歌や意外な一面を見せる曲をアルバムに
収めても固定ファン以外には届かない。
映像作家にとっても魅力的な存在だ。05年2、3月放映の「空へ」でデビューした若手アニメ
作家、ホッチカズヒロさんは「アートアニメの作り手にとっては数少ないメジャーな発表の場。
純粋に作品作りができるのも魅力」と語る。
NHK側の制作方針も変わってきた。1961年の番組開始以降、「おお牧場はみどり」「ちいさい
秋みつけた」「山口さんちのツトム君」「WAになっておどろう」…などの名曲が生まれたが、ここ
数年は作り手の思いが強すぎ、アート色を重視した鑑賞向きの作品も増えていた。(抜粋)
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