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・入学式の国歌斉唱のピアノ伴奏を拒否した音楽教諭の処分をめぐる最高裁判決で伴奏を
命じた職務命令が合憲とされた。卒業・入学式シーズンが近いが、一部の学校では国旗・
国歌の指導が適切に行われていないケースが依然としてある。東京都教育委員会は、
近く区市町村教委に判決内容を通知するほか、文部科学省は「今まで通り毅然とした
姿勢で指導に臨んでほしい」としている。
文科省の調査では全国の卒業式・入学式の国旗掲揚や国歌斉唱の実施率はほぼ
100%で、学習指導要領に基づき国旗、国歌の指導が適正に行われている学校が多い。
しかし、一部の教員が国旗・国歌の指導をめぐって反対し、処分などをめぐり、今回の
ように訴訟になるケースも各地で起きている。
学校運営に詳しい私立狭山ケ丘高校(埼玉)の小川義男校長は、「当たり前のことが
最高裁で下されただけだが、下級審と違い最終判断が出たという意味では喜ばしい。
公務員は採用の時に法律と上司の命令に従うことを誓わされている。入学式は公務中で
あり、私生活とは訳が違う。国民はその仕事に対価を払っているのだから制約は当然だ。
公務での自由をすべて認めたら警察官は泥棒を捕まえなくなり、消防官は人命救助を
しなくなる」と指摘する。
この日の最高裁判決後、都教委では判決内容の分析と今後の対応を協議。近く、区市町村の
教育委員会に判決内容を通知することにした。
■女性教諭「大きな憤り」
原告の女性教諭(53)は判決後、記者会見し、「職務命令を是認し、思想・良心の自由を
認めない判決が出されたことに政治的意図を感じ、大きな憤りと司法への不信感を
隠せません」と語った。
女性教諭は「上告してよかった」と開口一番に話したが、「日の丸・君が代は強制されるもの
ではない」と強調。その上で、「この判決は、自由に心の表現ができる音楽を否定し、権力の
道具におとしめるものだ」と判決を改めて批判、今後は同じような立場の教師らを支援して
いきたいとした。(一部略)
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