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[001/002] 165 - 衆 - 予算委員会 - 3号平成18年10月06日 発言者: 前次 275/324 検索語: 前次
○志位委員
今、狭義の強制性については今でも根拠がないということをおっしゃいましたね。
あなたが言う狭義の強制性というのは、いわゆる連行における強制の問題を指していると
思います。しかし、河野談話では、「本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、」
とあるんですよ。政府が自分の調査によってはっきり認めているんです、
あなたの言う狭義の強制性も含めて。これを否定するんですか。
本人たちの意思に反して集められたというのは強制そのものじゃありませんか。
これを否定するんですか、河野談話のこの一節を。
○安倍内閣総理大臣
ですから、いわゆる狭義の強制性と広義の強制性があるであろう。
つまり、家に乗り込んでいって強引に連れていったのか、また、そうではなくて、
これは自分としては行きたくないけれどもそういう環境の中にあった、
結果としてそういうことになったことについての関連があったということが
いわば広義の強制性ではないか、こう考えております。
○志位委員
今になって狭義、広義と言われておりますけれども、この議事録には狭義も広義も一切区別
なく、あなたは強制性一般を否定しているんですよ。そして、河野談話の根拠が崩れている、
前提が崩れている、だから改めろ、こう言っているわけですよ。
ですから、これも、河野談話を認めると言うんだったら、あなたのこの行いについて反省
が必要だと言っているんです。いかがですか。広義も狭義も書いてないです、そんなこと。
あなたが今になって言い出したことです。
○安倍内閣総理大臣
当時私が申し上げましたのは、いわば教科書に載せることが、中学生の教科書に載せること
が適切かどうかということを申し上げたわけであります。
そして、私が累次申し上げておりますように、私は、今内閣総理大臣の立場としてこの
河野談話を継承している、このように思います。