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・中国で、オンラインゲームなどにはまる「ネット中毒」の若者が急増し、社会問題となっている。
こうした中、軍事訓練による荒療治でネット中毒の矯正に乗り出した中国初の治療施設が
登場した。
近年、ネット中毒という新たな問題が、中国政府を悩ませている。
取材班は、中国初となる軍事訓練を導入した更生施設の全ぼうをカメラにとらえた。
施設の朝は日の出前に始まり、午前6時15分、入所者たちは、あわてて廊下に出て
整列する。13~18歳で、裕福な家庭に育った者が多く、年間1,300人が入所するという。
入所者は、ネットのし過ぎで、昼夜逆転の生活となり、体調を崩して学校へ行けなくなったり、
現実の世界と向き合えなくなってしまったような若い男女たちで、多くは1カ月ほど、
長い者は1年ほどを施設で暮らすことになる。
施設内には「嫉妬の下で成長した子どもは、将来、計算高く、人をけ落とすような性格に
なる」という看板があった。
入所後しばらくは、物を壊したり、ほかの入所者とけんかする者もいるという。
入所者(17)は「(どうやってここに来た?)だまされて来ました。歌が好きだったので、退学して
芸術学校へ行こうと思っていたんです。父は、北京で芸術学校を探してくれると言いました。
でも、ここに連れてこられて、置き去りにされたんです」と語った。
生活は24時間監視されており、家族などとの面会を含め、外部との接触は一切禁止されている。
ある家族は、月収の3倍以上の費用を親せきから集め学校へ行かなくなった17歳の娘を
入所させた。父親は「娘は、昼間でもカーテンを閉め切って寝ていました。起きると、ネット
カフェに出かけます。とにかく人付き合いのできない、ひねくれた性格になりました」と語った。
最も割合が多いのは、13~17歳の利用者だという。ネット中毒の若者がはまっているのが
「オンラインゲーム」で、いまや全国大会が開かれるほどの熱狂ぶりを見せている。
参加者は「1日中、10時間以上でも遊べます」と話した。
2004年12月には、13歳の少年が36時間連続でゲームをしたあと、自殺した。
ネットカフェに通う金欲しさに、犯罪に手を染める事件も相次いでいる。(抜粋)
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