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米国の情報機関が東西冷戦初期、日本の戦犯容疑者や右翼を使って進めようとした
反共工作や情報収集について、米中央情報局(CIA)がほとんど役に立たなかったと分
析していたことがわかった。
AP通信が24日、米国立公文書館が2005~06年に解禁したCIAの極秘文書をもと
に伝えた。
それによると、CIAなどの米国の情報機関は第2次世界大戦後、右翼の大物で後にロ
ッキード事件の被告になった児玉誉士夫氏や戦犯容疑を免れた元陸軍参謀の辻政信
氏らに接近した。
しかし、CIAの文書は「彼らは自らの威信や利益のために情報を捏造(ねつぞう)する
ことが多かった」「日本の戦後は、驚くべき数の、役立たずの情報提供者を生み出した」
と指摘。工作資金を持ち逃げされたり、同じ情報が米国の複数の機関に売られたりした
ケースもあったという。
児玉氏の反共工作への関与の程度は不明だが、CIAは「情報要員としての価値は無
きに等しい。彼はプロのうそつき、ギャング、ペテン師、大泥棒だ。もうけることにしか関心
がなかった」と酷評。
また、辻氏については、連合国軍総司令部(GHQ)の情報部門が対中工作を指揮させ
ようとしたものの、逆に日本の再軍備のために米国を利用しようとしたと分析、「第3次世
界大戦さえ起こしかねない男」と危険視していた。
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