07/02/25 14:01:34 0
[糸川議員脅迫]「国会質問封じとはとんでもない」
こともあろうに国会の場での質問を封じようとした。見過ごしに出来ない事件だ。
警視庁が、滋賀県東近江市にある大証2部上場の不動産会社「平和奥田」の元相談役と
滋賀県草津市の前市長の2人を、集団的脅迫の疑いで逮捕した。
国民新党の糸川正晃衆院議員が昨年2月、独立行政法人の都市再生機構が進めている
東京・南青山の土地の集約化事業について、国会で質問した。この公的な事業の周辺で、
米投資会社の「サーベラス」が土地を買っている、などとして事実関係をただした。
その翌月、元相談役らは糸川議員を地元の福井市内のスナックに呼び出し、
暗に命も奪うような言動で脅した。
昨年5月には糸川議員の議員会館の事務所に、脅迫状と銃弾が郵送された。
11月には国民新党の綿貫民輔代表らにも、糸川議員の辞職を求める脅迫状が届いている。
犯人は捕まっていない。
このような事件を受けて、糸川議員と国民新党はそれぞれ、「正義にのっとった質問をしており、
今後も毅然(きぜん)とした態度で臨んでいく」「国会における自由な言論を封殺しようとする
許しがたい行為だ」とのコメントを出した。
国会議員の質問や発言を封じようとすることは、民主主義への重大な挑戦である。
政治家がこんな暴力に屈してならないのも、当然のことだ。
それにしても、長期間に及ぶ、あまりに執拗(しつよう)な脅しだ。
元相談役は平和奥田側の代理人と称して南青山の土地取引に介入し、転売益を狙っていたという。
(2007年2月25日1時34分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)