07/02/23 13:25:30 0
(>>1のつづき)
「男性の方が危険な仕事に就いているので、平均賃金が高いのも当然」と主張する。
一方で、秘書や受付業務など安全な仕事は97~99%は女性が占めている。男性の命は
「捨てられてもいいもの」と見なされており、これは差別ではないか、と説く。
これらの数字がもしも男女で逆なら、フェミニストは「女性差別だ」と批判するだろう。
ファレル氏は女性団体の役員を何度か経験している、いわゆる進歩的な考えの持ち主。
そういう人でも、「女性に優しく男性に厳しいダブルスタンダードはおかしい」と、異議を唱える。
今、日本で起きているのは、米国の1970年代によく似た変化だ。社会構造の変化や政府
の後押しで女性の地位が急上昇しようとしている。一方、男性差別についてはいまだに
公の場では議論にすらなっていない。
この時期に、男性への差別を是正しない限り、本当の意味で男女平等にはならない。
特に、一部の女性はもはや弱者ではない。それにもかかわらず、職場や私生活で女性を
“女の子”扱いする文化はまだ残っている。例えば「女性に長時間残業させるのはよくない」
と考える管理職が、女性を早く帰す代わりに、男性を余計に働かせる。男女同一賃金なら
これは男性差別になるはずだ。
この文化を変えるために、個人でできることがある。例えば男女一緒に食事をした時の
支払いや、仕事の配分を見直すことだ。収入差が大きい場合や男性がどうしても払いたい
場合を別とすれば、女性も自分の分は払うべきだ。「男なんだから、奢るべき」と言ったり
同僚よりラクをして平気だという女性には、早く心を入れ替えてほしい。
そして男性には、はっきり割り勘を主張してほしい。男性だからといって、女性に奢らなけ
ればいけないということはない。また、同一賃金なのに男性ばかり残業を要求されるよう
なら、勇気を持って「おかしい」と指摘してほしい。男性差別が本当に嫌なら、こうした小さな
行動から始めるしかない。被差別者が声を上げることで歴史は変わってきたのだし、そう
いう男性を支持する女性も少なからずいるはずである。(以上、抜粋)
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