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・小泉純一郎前首相(65)が自民党幹部らへの助言の中でつかった「鈍感力」という言葉
が脚光を浴びている。
小泉氏は20日、国会内で自民党の中川秀直幹事長(63)塩崎恭久官房長官(56)らと
会い「内閣支持率の上下をいちいち気にすることはない。目先のことには鈍感になれ。
『鈍感力』が大事だ」とげきを飛ばし、耳慣れないが、インパクトのある「鈍感力」という
言葉が話題になった。
実は「鈍感力」は、今月5日に渡辺氏が集英社から著したエッセー集の題名。一見否定的
意味を持つ「鈍感」は実はすてきな才能であり大きな力である、ということを、男女関係など
さまざまな局面から説いた内容だ。「鈍感力」という言葉は「僕しか使っていなかったはず」
(渡辺氏)のため、小泉氏は同書から引用したとみられる。。
集英社によると、初版発売後、「鈍感力」はすでに2回重版が決まっていた。しかし小泉
発言後、2回目の重版分に、緊急で部数をさらに追加することが決まったという。
そのため、現段階で早くも計18万部に達するヒット作となった。過去にも小泉氏が首相
在任中に「最近読んで感銘を受けた本」として紹介した「信長の棺」(日本経済新聞社刊
=加藤広著)が話題になったことがある。同社では「渡辺さんの本はもともと出だしが
いいことに加え、『鈍感力』は発売後、雑誌や新聞で書評されていた。そこに、小泉さんの
発言があって、相乗効果で注文が増えたと思われます」と話した。
22日、渡辺氏に小泉氏の引用について聞くと「突然のことで、びっくりした。でも、いいんじゃ
ないかと思う」と評価。渡辺氏は、政治家には鈍感力が必要と強調した上で「政治家は、
政策を立案するまでは多くの意見に敏感であるべきだが、いったん政策を決めてそれを
貫いていく時は、鈍感力がないと実行できないと思う。そういった意味では、小泉さんには
鈍感力があったと思う。一方、安倍さんはまだ若いし、ナイーブすぎるかもしれない。
いい意味での鈍感力が必要だと思う」と続けた。
小泉氏の事務所では22日、小泉氏が「鈍感力」を読んだかどうかについて「分かりません」
と話した。(一部略)
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