【経済】“赤字決算を黒字に?” 三洋電機が多額粉飾の疑い、1900億円の損失を過小評価at NEWSPLUS
【経済】“赤字決算を黒字に?” 三洋電機が多額粉飾の疑い、1900億円の損失を過小評価 - 暇つぶし2ch1:ままかりφ ★
07/02/23 06:40:25 0
経営再建中の電機大手、三洋電機が、04年3月期決算(単体)で債務超過状態の子会社などで
約1900億円の損失処理を検討しながら、実際には約500億円しか処理せずに済ませていたことが、
朝日新聞の取材でわかった。適切に処理していれば損失は大きく膨らみ、当期黒字だった決算は赤字に
転落していた可能性がある。証券取引等監視委員会は、多額の粉飾の疑いもあるとして調べを進めている模様だ。

関係者によると、子会社株の損失処理不足などは遅くとも06年3月期までには是正したという。
しかし、その間は、投資家らに経営実態を正確に開示せずに決算を続けていた疑いがある。

朝日新聞が入手した内部資料などによると、三洋電機は03年9月時点で、半導体製造の岐阜三洋電子
(現・三洋半導体製造)や液晶パネル製造の三洋エル・シー・ディエンジニアリング(06年2月に清算)など、
業績不振の子会社・関連会社7社で計871億円の累積欠損金が生じていた。

三洋と監査を担当していた中央青山(現みすず)監査法人は、資本金による欠損の穴埋めなどが必要だと
認識し、別の関連会社5社への投融資514億円なども含め、総額約1900億円の損失処理を検討したという。
全額を単年度で処理する必要はなかったと見られるが、三洋は04年3月期決算で、12社以外の子会社・
関連会社も含めた投融資での損失処理を計510億円しか行わなかった。

子会社の中には、債務超過が続いていたのにきちんと株式の評価減をせず、三洋本体に計上された
子会社株の簿価と子会社の実際の価値(純資産)との差が1社で100億円を超すところもあった。

会計基準は、子会社の将来の業績回復見通しが合理的に説明できる場合に限り、株式評価減の見送りを
認めている。三洋は実現性に乏しい収益計画を示し、大半の子会社・関連会社の「業績は回復する」と主張。
引当金を積むなどの措置を十分にとらず、中央青山の会計士もこの処理を容認。04年3月期決算の当期利益は
単体で44億円の黒字となり、通期で1株6円を配当。04年9月中間期でも3円を配当した。(以下略)

URLリンク(www.asahi.com)


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