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・一流企業のエンジニアである小池祐一さん(37歳)は女性とつきあったことがない。ルックスも
普通、体も健康、明るい性格で友人も多い。
「気になる女性がいても彼氏がいるか聞いただけで、口説いているんじゃないかって思われるし」
と、ひどく逃げ腰だ。「フラレたら、影で何言われるかわかんないし。女性って本当に恐いでしょ」
と小池さんは笑う。女はそんなに恐いのか。それとも男が弱いのか。
「SAY」2月号では「男の弱さ」について特集。「恋愛が恐い」「リアルな女性と付き合えない」
“恋愛弱者”の男性が増えているとのことだ。面と向って相手への好意を伝えられずメールで
気持ちを匂わせるのみ。脈がないと見ればなかったことにしてごまかす。同誌では「弱い男」を
2タイプに分け、こう分析している。
1.依存系「弱い男」
根っからの甘えん坊で、自信がないために、自分の考えで行動できないタイプ。職場の
お局様たちに日々おびえ、優しく甘えさせてくれる母性の強い女性にはすぐ依存してくる
2.自立系「弱い男」
責任感があり、辛い思いをしても、弱音を吐かないタイプ。「弱さを人前にさらけだすこと」は
情けないことだと思い込み、仕事や家庭の悩みを誰にも相談できずに、ひとりで抱え込んで
しまう。スナックやバーのホステス、ママにだけは、弱音を吐き出せる。
「弱い男」の情けなさばかりピックアップされてくるが、実は「恐い女」の方にも問題があるらしい。
周囲にいる強気な女性たちに「男のくせに」と厳しいことを言われ、別の場所では「私は女だから」
と言い訳をされる。
特集では「女が歩み寄らなければ何も始まらない」とまとめている。男であれ、女であれ
何かしら弱さを抱えているものなのだ。互いの弱さを認め、補い合うことでコミュニケーションは
うまくいくもの。恋愛において「男から誘うもの」「男が女を守るもの」と決めてかかっていた人は
もう少し男性に対し積極的になってみるべきだろう。ただ、やっぱりもう少し、男性諸氏には
強くあって欲しいと思うのが、女性の本音ではあるのだけれど。(一部略)
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