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★パチンコ条例で業者に損害 宝塚市、4億8千万円賠償へ
・兵庫県宝塚市が違法な条例に基づいてパチンコ店建設工事を差し止めたため損害を
被ったとして、大阪府内のパチンコ業者の男性と建設を請け負った会社が市に
計約19億円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第二小法廷(今井功裁判長)が
16日に市の上告を棄却したことがわかった。市側に約3億4800万円の支払いを
命じた二審・大阪高裁判決が確定し、市は利子分を合わせて約4億8700万円を支払う。
高裁判決などによると、宝塚市は83年にパチンコ店の出店を風俗営業法の規定より
厳しく、商業地域に限定する独自の条例を制定。94年に準工業地域で建設を始めた
業者に工事禁止を求める仮処分を申し立て、訴訟を経て02年に敗訴した。この間に
業者側は建設を断念し、市に損害賠償を請求。「市の条例は建築基準法や風営法
より厳格で矛盾している」などとして一、二審とも宝塚市が敗訴し、市が上告していた。
阪上善秀市長は「市の訴えが届かず残念。冷静に受け止め、粛々と対応をしてまいる
考えであります」とコメントした。
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