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「大阪うどん」復権へ! 1926年創業の麺メーカー、恩地食品(大阪府枚方(ひらかた)市)は、
大阪で古くから食べ親しまれてきた、「麺の切り口が丸く」「もちもちとしたやわらかい食感」が
特徴の大阪うどんを開発、19日発売した。
商品名はその名も『大坂のおうどん』。希望小売価格は一玉(180グラム)78円。
うどんの麺は一般的に、小麦粉の粘り気成分である「グルテン」と塩加減で“コシ”を作るが、
新製品は健康面も配慮して食塩を無添加とした。酢を隠し味に使うことで「もちっとした
独特のソフト感があり、つるっとのどを通る麺に仕上げた」(恩地宏昌社長)という。
麺の形状にもこだわった。現在流通している多くのうどんは、生地を薄くのばして切るため
切り口は角張っている。しかし、昔の大阪うどんは「『角を立てず、商いを丸く収める』という意味から、
切り口は丸かった」(同)といわれる。そこで同社は特殊な刃を使ってカットする技法を使い、
丸い麺を復活させた。
大阪のうどんは、昆布(こんぶ)などをベースにしたうすくちのだしが決め手のため、
だしがよく染みこむようにもちもちっとしたやわらかめの麺が使われてきた。
しかしここ数年、コシの強がウリの四国・香川の讃岐うどんブームが巻き起こり、
大阪周辺でも、大阪うどんを提供する店が減ってきているのが現状。
恩地社長は「同じ西日本でも讃岐と大阪のうどんは全く別物。それぞれにおいしさがある。
製麺業界や飲食店とも協力し、大阪うどんを大阪名物として復活させたい」と意気込んでいる。
(略)
【会社概要】恩地食品
生・ゆで麺類の製造販売。資本金2000万円。05年5月期の売り上げは36億円。
従業員170人。