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・石原慎太郎知事(74)が三宅島の復興策として発案した一般道路でのオートバイレース
構想に対し、日本を代表するプロライダーたちが「危険すぎる。絶対に開催すべきではない」と
安全面から「NO」を突きつけていることが21日、明らかになった。
「公道レースは不可能。事故が起きれば死者が出る可能性がある」
こう話すのは元全日本GP・全米選手権チャンピオン“天才ライダー”の宮城光氏(44)。
三宅島レースは、2005年1月末、石原知事が「英国のマン島のようにオートバイレースを
誘致すれば若いライダーに人気になる」と発案し検討され始めた。今年11月の開催予定で
インフラ整備費として4億円も計上されている。
宮城氏は、都とともに大会を主催する日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)から
「どうすれば公道レースができるか?」という依頼を受け、昨年7月から三宅島を4回訪問、
予定コースの外周道路(30キロ)などを視察・試走した。
その結果、(1)幅員が狭く道路沿いに家屋や石垣などがある。クラッシュパッド(緩衝材)などで
対策しても安全性は不十分(2)都内の総合病院まで最短40分かかり、救急設備も不十分
(3)車両の安全地帯がなく、事故の場合は2次災害が懸念される-などと判断。
「絶対に公道レースはやってはいけない」と結論づけ、「小さくてもいいからサーキットを
作るべきだ」と提案した。
世界選手権参加経験のある難波恭司氏(43)も同様のリポートを提出したが無視されたまま。
「現状では選手に『死ね』というようなもの。レースに危険はつきものだが、選手は安全性が
確保されて初めて危険に挑める。命知らずとは違うということを石原知事に理解してもらいたい」
これに対し、都は「安全性を確保できるレースを検討中」といい、MFJの神谷忠ロードレース
副委員長も「スピードを競うのでなく、安全に配慮したレースにすれば問題ない」と語り、
オートバイメーカーに協力を要請したが、反応は厳しい。
本田技研工業は「二輪車レースはサーキットがふさわしいと考える。安全の確保が極めて
難しい公道レースは賛同しかねる」と反対する。(抜粋)
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