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勤務中のアダルトチャットで解雇された元社員がIBMを提訴
2007年02月20日 16時46分 更新
ホワイトプレーンズ、ニューヨーク(Associated Press)
勤務時間中にアダルトチャットルームにアクセスしたとして米IBMを解雇された男性が、
「自分はインターネット中毒であり、解雇よりも治療と同情を受けるに値する」と主張し、
500万ドルの損害賠償を求めて同社を提訴している。
この男性は、アラバマ州モンゴメリ在住のジェームズ・パチェンツァ氏(58歳)。同氏は
1969年、ベトナムで軍事パトロール中に親友が殺害されるのを目撃して以来、心的外傷
ストレスに悩まされ、その治療の一環として、チャットルームにアクセスしているという。
ニューヨーク州ホワイトプレーンズの連邦地裁に提出した書類において、パチェンツァ氏は
「自分はこのストレスにより、セックス中毒となり、その後、インターネットの発達とともに、
ネット中毒にもなっていった」と主張している。さらに同氏は、アメリカ障害者法(ADA)の
もとでの保護も主張している。
担当弁護士のマイケル・ディードリヒ氏によると、パチェンツァ氏は仕事中は決してポルノ
サイトにはアクセスしておらず、明文化されたIBMの社則にも違反しておらず、インターネット
の利用がほかの従業員と比べて長すぎたり、特に変わっていたりすることもなかった、と
主張している。またディードリヒ氏は、IBMの行動には年齢差別も影響していると指摘している。
パチェンツァ氏は当時55歳だったが、IBMには勤続19年で、あと1年で定年退職できるはずだったという。
(以下略
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