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51 名前: 今だから語れる話 投稿日: 2001/06/11(月) 02:17 ID:d
広島県東部の昔話の時間です。
昔々、わしの親父が働いておったころのことじゃ。親父は名前を言えば誰でも
知っているとある公社の(後に民営化されたが)組合専従で、選挙のときは社会
と民社に選挙協力せにゃならんかったんじゃ。ほうじゃ、社会は当時、小森の
おっさんが出ては負け出ては負けで、組合の方にも協力が足らんちゅうて圧力
をかけてきよっての。親父ぁ疲れっしもうて「ええかげんにしてつかぁさい」
ちゅうてしもうたんじゃ。ほしたらすごかったよの、その後が。その時分わしゃ
まだ厨房でものもわからんかったが、毎晩親父とお袋が深刻な顔で話をしとっ
たのを憶えとる。あれは「いつ夜逃げしょうか」ちゅうて相談しよったんじゃ。
地区の学習会に呼ばれちゃあ吊し上げられるのが辛うて辛うてならんかったら
しい。まぁへぇでも引っ越しもせずに済んだようじゃ。
それからじゃ。親父が「学校の先生もしんどいけぇのぉ」ちゅうて言うように
なったんは。それまではPTAでも過激な発言をしよったらしいが、相当お灸が
効いたみたいじゃ(笑)。
それからじゃ。金もないのにわしに「私立へ行け」言い出したんは。わしは
ちいとあんごうの多い私立へ行かせてもろうたわ。おかげで今は広島から遠
く離れたとこで働いとる。 とっぴんぱらりのぷうじゃ。