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・線路に転落した男性を救おうとして亡くなった韓国人留学生を主人公にした日韓合作映画
「あなたを忘れない」の花堂純次監督(51)が毎日新聞北海道支社を訪れ、「国境に関係なく
人として行動することの大切さを訴えたかった」と製作意図を訴えた。
ネット掲示板では、韓国人を英雄視した映画への反発が出ているが、花堂監督は「表現の
自由はあるにしても人を容易に傷つけるネットは怖い。メディアのプロとしてどう対応するか
考えていかねばならない」と話している。
映画は01年に東京・新大久保駅で事故に遭って亡くなった李秀賢さん(当時26歳)がモデル。
日韓双方の差別や無理解と闘いながら、日本に留学。日本人の恋人との出会いや家族の
ルーツを探るうちに、両国の懸け橋になりたいとの夢を持ち、亡くなるまでの姿を描いた。
試写会には天皇、皇后両陛下も出席され、李さんの両親に
「本当に立派な息子さんですね」と話したという。しかし、同じく救助しようとして亡くなった
関根史郎さん(当時47歳)のことに触れていないなどとして、ネットでは「反日映画」と
攻撃を受けている。
本社を訪れた花堂監督は「6年前に事故が起きたときも、李さんを誹謗する
書き込みがあったので、批判は出てくると思っていた。作品が良かったとの声も寄せられて
おり、悪意に左右されず自分の目で確かめる人も多い」と話す。
映画のラストとなる事故のシーンが実際と異なるとの指摘については、「ドキュメンタリーでは
ない。彼の行動を知ったときの感動や彼が発したメッセージを伝えたかった」と語る。
韓国でも李さんの母校高麗大学から自主上映会を開きたいとの申し出があるなど、広がりを
見せている。李さんの遺志は花堂さんの手により、6年たった今もしっかり根付いている。(一部略)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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