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公人の発言が社会的な問題に発展してしまうことがある。覆水盆に帰らず
とはよくいったもので、公人に限らず、不用意な発言はその人の人生を
狂わせてしまうことすらある。前後の文脈から汲み取れば、必ずしも
非難されるほどのことがないこともあるものの、言葉というのは残念ながら
一人歩きをしてしまうものだ。
昨年末に発行された『話のつまらない男に殺意を覚える』(ドレミファ
ガール編/小学館)は、日本最大のSNS(ソーシャルネットワーキング
サービス)mixiのコミュニティから生まれた書籍。何も殺意を覚えなくても…
という気もするが、まあそれは言葉のあや。「場の空気が読めない男」や
「キモくてツマらない上司」など、思わず女性が毒づきたくなる男性の言動
についての投稿を編集してまとめたものだ。デジタル読書の世界でも
ダイジェスト版が新刊と同時に順次配信され、PC・ケータイともに
「いいとこどり」が読めるようになっている。
(中略)
基本的に本書は、多分に毒を含みながらも笑えるトーンで貫かれている。
なかには投稿者側の単なるわがままでは?というものもあれば、井戸端
会議的に誇張されているものあるのだろうが、うっかりするとセクハラ・
パワハラ、ストーカー問題に発展しかねない事例もある。
気の毒にもここで祭り上げられてしまった男性諸氏(もちろん個人は
特定できない)は、おそらく心のどこかに女性とはこういうもの、という
性差意識があるか、女性側の心理的なプライバシー空間に踏み込んで
しまったのであろう。人は言葉そのものに怒るのではなく、その態度に
怒るのである、とは誰の言だったか。態度だけでなく、その人の社会的
背景や相手との関係性など、感情はノンバーバル・コミュニケーション
(非言語伝達)に依存するところも大きい。かみくだいていうと「あんたに
言われたくない」という気持ちがそうだ。 (以下略、全文はソース元でご確認下さい)
朝日新聞 2007年02月12日
URLリンク(book.asahi.com)
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