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大田原市の国道4号で1月、軽乗用車がガードレールに衝突し、同乗者2人が死傷した事故が、後方の
乗用車にあおられるなどして起きた疑いが強まり、県警は近く、現場付近に乗り捨てられた別の乗用車を
運転していた矢板市富田、無職戸田固士被告(24)(無免許運転で逮捕、起訴済み)を業務上過失致死傷
と道交法違反(救護措置義務)の疑いで再逮捕する方針を固めた。県警は危険運転致死傷罪の立件も
視野に入れ、調べを進めている。(中略>>2以降に)
■「絶対に許せない」娘亡くした父、怒りあらわに■
「無免許であれだけのことをして。娘と同じ目に遭わせてやりたい」。最愛の娘を亡くし、自らも左足などに
全治3か月の重傷を負った坂本正さんは、入院先のベッドで怒りをあらわにした。
坂本さんによると、21日未明、自宅に向かって国道4号を北上中、戸田固士被告の乗用車が強引に追い
越してきた。運転免許を取得して半年で、若葉マークを付けて運転していた田中千春さんは「危ない」と
驚いた様子でクラクションを鳴らした。
そのクラクションが気に障ったのか、戸田被告の車は後ろに回り込み、今度はあおり行為を始める。先に
行かせようと車を止めても、戸田被告の車も後ろに止まり、動き出そうとしない。坂本さんは窓を開けて
「危ないよ」と言ったが反応がない。逃げようと速度を上げると、戸田被告は猛スピードで迫って来て、すれすれ
まで接近。前照灯をハイビームにしてパチパチ光らせ、クラクションを鳴らし続ける。
坂本さんが「狂っている」と恐怖を感じたとき、「ガガガ」と車が揺れる。対向車線を飛び越え、ガードレールに
激突。横転してひっくり返った車内で、坂本さんは救急車到着までの間、睦月さんに何度も呼び掛けたが、
返事はなかった。
病院を訪れた警察官から戸田被告が「車にぶつかってもいないし、あおってもいない」と話していると聞き、
怒りに震えた。「絶対に許せない。娘は18歳になったばかりで運転免許を取りたいと言っていたのに……」。
睦月さんを思い出し、坂本さんは言葉を詰まらせていた。
(2007年2月12日 読売新聞) ※リンク先消滅の場合あります
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