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世界遺産候補 群馬「めがね橋」
落書きに泣く
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産の国内候補に選ばれた「富岡製糸場と
絹産業遺産群」で、赤れんが造りの鉄道遺構「めがね橋」(群馬県安中市)橋脚への観光客の
落書きが目立ち、市は対策の検討に入った。
めがね橋は一八九二年に建設され、長さ九十一メートル、高さ三十一メートル、四つの連続した
アーチを持つれんが造りの鉄道橋(旧国鉄信越線)。
一九六三年の新線開通に伴い廃線となったが、九三年に国内初の「近代化遺産」として重文に
指定された。
県は養蚕、製糸、織物業の発展に輸送面で貢献したことを評価。富岡製糸場とともに、ユネスコに
提出する世界文化遺産の登録候補を載せた「暫定リスト」入りを文化庁に求めた。
ところが、候補決定を控えた昨年末、氏名と訪問年月日や「アホ」「LOVE」など百以上の落書きが
橋脚のれんがに刻まれていることが問題化した。
市教委は「落書きやめて!文化財が泣いています」との立て看板を設置し、不定期に行っていた
パトロールも強化していく方針。
ただ、くぎなどでれんがに彫り込んだものが多い上、現状保存が原則とされる国の重要文化財に
指定されているため修復は難しく、観光マナーの徹底を呼び掛けるしかないのが実情だ。
中日新聞
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画像:橋脚への落書きが目立つ世界文化遺産の国内候補「めがね橋」=群馬県安中市で
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「めがね橋」橋脚に彫られた落書き
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