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★きょうから予算委質疑 野党、政策論争の構え
衆院予算委員会は９日、平成１９年度予算案の基本的質疑に入る。３月中の
予算成立を急ぐ与党に対し、野党側は引き続き柳沢伯夫厚労相や久間章生防衛相
などによる一連の閣僚発言、「政治とカネ」の問題を追及しつつ、具体的な政策
論争を挑む。
与党は、柳沢氏の発言問題は、これまでの国会答弁で重ねて陳謝したことで
「済んだ話だ」（町村信孝元外相）との認識だが、民主党は柳沢氏の答弁を通じ
「不適格さが改めて浮き彫りになった」（高木義明国対委員長）としている。
同時に民主党は、菅直人代表代行が記者会見で「首相と民主党との政策への
取り組みの方向の違いを明確にしていきたい」と述べ、政策論争への意欲を表明。
具体的には、格差是正と少子化問題を重点に論戦に望む。
安倍晋三首相は８日夜、公明党の赤羽一嘉衆院議員ら同党議員と会食した際、
民主党の小沢一郎代表との党首討論について「持ちかけているが、なかなか応じ
てくれない」と不満を表明。小沢氏は論戦が不得手だとの認識を示し、「格差問題
はマクロ的なことだけでなくミクロ的なことも追及されるので研究している」と
述べた。
野党が審議復帰の条件とした衆院予算委の少子化問題などに関する集中審議は、
８日で終了。首相は、時効を理由とした在外被爆者への健康管理手当の未払いは
認めない、とした最高裁判決を受け「１日も早く支給するようにしたい」と述べた。
■ソース（Yahoo！・産経新聞）
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