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消えた半ズボン少年 「わんぱく」より「かっこよさ」
半ズボン姿の男の子がいなくなった。制服のある小学校の半ズボン丈も長くなっているという。
子供ファッションのトレンドの変化か。半ズボンを敬遠する理由は何か。子供服関係者に聞いた。
(津川綾子)
「一昔前まで多く見られた、また下3センチ丈の半ズボンは『半パン』『ピタパン』と呼ばれ、
いかにも活発で、きりっと男の子らしくもあり、あどけなさを感じさせるものでした」と子供の
ファッション誌「セサミ」の堀田瑞枝総編集長。
しかし、ファッション誌を読み慣れた女性が母親になったころから、「子供服でも個性やセンス、
かっこよさが重要となり、求めるものが(わんぱくな男の子らしさから)変わっていきました」
(堀田さん)。
いまどきのママのニーズを確かめようと、子供服店「西松屋チェーン 草加新栄店」(埼玉県草加市)を
訪ねた。男児のズボン売り場に、また下3センチの半ズボンはなく、スポーティーなスエット地や
デニム素材の長ズボンや、ひざあたりまである「グルカ丈」のズボンがずらり。5歳の息子がいるという
草加市の主婦、山本和美さん(38)は「スポーティーで格好いい長めの丈を選びます。半ズボンがあっても
買わないでしょうね。何となく昔の子みたいで恥ずかしい」と話した。
半ズボンが消えたのはいつごろか。「平成5年には店頭からなくなりました」と、西松屋チェーン
関東ゾーンマネジャーの田中雅彦課長(44)。「平成元年ごろの男児向けの品ぞろえは、半ズボンと、
ひざ丈とが半々でした。しかしその後、ヒップホップ音楽や、サッカーやバスケットボールの漫画が
子供たちに人気となり、その影響でハーフパンツの注目度が高まりました」
(>>2に続く)
SankeiWEB(2007/02/07 08:42)
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画像:ズボンを選ぶ親子。「今や半ズボンといえば、この丈だと思っている子も
多いでしょうね」と西松屋チェーンの田中雅彦課長=埼玉県草加市(撮影・津川綾子)
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