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唐沢●もっとも『ジャイアント・ロボ』なんかは、あれは横山光輝の作になっているけど、
実際は小沢さとるが連載中盤は代筆していて、生前の横山先生がそれを気に
して「私が生きている間は本にはしない」と言って単行本を出さなかった。
でも、死後、横山先生の遺族が「生きてる間はと言ってたから、もういいでしょう」と言って、
ようやく復刊できたんだって。だから著作権問題なんて大事に見えるけど、
関わってる人間の意識ひとつで、いい方にも悪い方にも転ぶんだ。
これを解決していくためには、何年かかってでも、関わる人間一人ひとりの意識を
変えていくしかないんだね。
ついこのあいだも、原作以上に感動する、とネットで大評判だった『ドラえもん』の最終回パスティーシュが、
杓子定規な版元の訴えで刑に問われてしまった。あんな優れたパスティーシュを生み出すほど
ドラえもんはいい作品だったのだ、と誇ってもいいくらいなのにね。
とにかく、著作権に関しては下手に濫用すると、日本のパロディ文化、同人誌文化をつぶして、せっかく日本がいま世界に誇る数少ない文化になっていったマンガ文化の火を消すことにもなりかねない。マンガ業界は自分で自分の首をしめたいのかね?