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ヤクザの“分析”なら大阪で 「街中に組事務所が…」FBI女性捜査官研修中
大阪で「ヤクザ」を研究する米連邦捜査局(FBI)の女性捜査官がいる。「ヤクザの事務所が
町中に普通に建っていることに驚いた」と語るチェンニ・ファン主任特別捜査官(42)。
大阪府警捜査4課で、日本の組織犯罪などについて研修している。
FBIが組織犯罪捜査の重要度を増す中、ファン捜査官は米議会が創設した「マンスフィールド
財団」の研修プログラムに参加。1月4日から約1カ月間の日程で府警に派遣された。
「日本の組織犯罪、特に暴力団捜査を学ぶなら、府警捜査4課がいいと聞いていた」と話す。
大阪を視察して驚いたのは、捜査員から「ここが組事務所の一つ」と教えられたときだ。
「玄関に表札のようなものもあり、オフィスビルのよう。知らない人が見たらだれも
(組事務所だとは)気付かない」。実態が一般の目に触れない米国マフィアとは違い、
組事務所が町並みに溶け込んでいることが不思議だったという。
20歳のころに台湾から米国に移住し、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)に入学。
卒業後は3年間米陸軍に所属した。1991年からFBIの捜査官として、現在は各国との
刑事共助条約に基づく犯罪人引き渡しなどの任務に就いている。
日本の暴力団に対してはこれまで、「入れ墨や刃物を使う映画のイメージしかなかった」。
約4万人とされる国内最大の暴力団「山口組」については「米国にはこんな大きな反社会組織
はない。組織のピラミッドがあまりに大きい」と話し、期間中には神戸市灘区の山口組総本部
にも足を運んだという。
組織犯罪が研修テーマだが、大阪の「人情」や「食い道楽」にも触れている。
「街の人たちは何を訪ねても優しく答えてくれた。食事はお好み焼きが気に入っている。
ラーメンは東京より大阪の方がおいしい」
(2007/02/01 8:10)
産経関西
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