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★「ビスタ」、一部ネットバンキングで利用できず
・米マイクロソフトが30日に発売した新しいパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・
ビスタ」を搭載したパソコンで、みずほ銀行や、りそな銀行、横浜銀行など一部の
インターネットバンキングサービスが当面、利用できないことが明らかになった。
インターネット接続業者(プロバイダー)の「ソネット」や「アット・ニフティ」などでも一部の
サービスが利用できない。銀行や事業者は、ビスタの細かい仕様が決まってから準備
期間が約2か月半と短く、システム対応が間に合わなかったためとしている。各社は
安全性が確認でき次第、サービスを開始する。当面は、使い勝手が悪くなる場合があり、
ビスタの売れ行きにも影響しそうだ。
ビスタは約5年ぶりに「XP」を全面改良して30日に発売されたOSで、コンピューター
ウイルス対策や、音楽・映像データの管理機能がこれまでの「XP」に比べて強化されている。
横浜銀行は、ビスタを搭載したパソコンでインターネットバンキングが正常に取引できるか
確認中で、利用できるようになるのは4月以降としている。
みずほ銀、りそな銀に加え、千葉銀行、静岡銀行、足利銀行などの地方銀行もビスタに
対応したネットバンキングサービスを見送っている。
一方、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行、新生銀行などは、ビスタに対応した個人向け
ネットバンキングを始めた。
ソネットエンタテインメントが運営するネットサービス「ソネット」は、ビスタを搭載したパソコン
ではインターネット閲覧ソフトで利用できる電子メールが正常に動作しない。ニフティが運営
する「アット・ニフティ」も電子メールを送る際に本人確認などに使う「電子証明書発行サービス」が
利用できず、4月末までに対応する予定という。
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