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・「納豆ダイエット」で捏造が明らかになった「発掘!あるある大事典Ⅱ」だが、次々と新たな
捏造疑惑が浮上し、「捏造」指摘はとどまりそうにない。そうしたなか、研究者も「他の番組も
同じくらいひどい」と指摘しており、他の健康娯楽番組までが疑惑の目で見られるのは必至だ。
「あるある」で「納豆」の次に浮上したのが、「レタス」、「みそ汁」、「レモン」、「あずき」、
「わさび」、…などなどの実験データの捏造疑惑だ。
「レモンでダイエット」では、コメントした大学教授が「実験に関与していない」「ダイエット効果が
あるとは言っていない」などと証言。「わさびで若返る」では、実験に関わった大学教授は
「まともな実験ではなかった」などと証言。
また、「あずきで脳が活性化」の特集では、被験者にあんこを食べさせてそろばんを
使った計算問題を解かせるという実験で、答えあわせが行われなかったという疑惑まで。
このほかに、「りんごダイエット」「にがりダイエット」などについても内容の改ざん、
実験データ捏造の疑いがもたれている。
群馬大学教育学部教授で「フードファディズム(特定の食品を健康だとする流行を追う現象)」
という言葉を日本に初めて紹介したことで知られる高橋久仁子氏も、「食べ物で痩せるという
のは、むしろ毒があると思った方がいいですよ。食物は栄養補給・エネルギー摂取のために
一定量必要なものなんですから」と指摘する。
「元気になるとか、若返るとかいった効果が、ある特定の食材にあるという話はありえない
ことです。食べ物は運動する際の栄養補給をするというものなんですから」
「健康情報『娯楽』番組。こういった健康を面白おかしく伝える『娯楽』番組には必ず誇張が
ありますよ。それは、健康に『良い』という番組にも、『悪い』という番組にも共通するものです。
すべての番組がウソとは言いませんが、かなりひどいですよ。私に言わせれば、健康に
ついての”食”を娯楽のネタにするな、と言いたい」と答えた。同教授は、某人気番組も
「あるある」と同様に「ひどい」と指摘している。(抜粋)
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