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ングレーム(Angouleme)で開催されたコミックの祭典、「アングレーム国際
マンガフェスティバル(Festival de la BD d’Angouleme)」で28日、日本の
妖怪漫画の第一人者、水木しげる氏の作品、「のんのんばあとオレ」が最優秀コ
ミック賞を受賞した。
「のんのんばあとオレ」は魔界と民話に現代批判が入り交ざった風変わりな物
語。4日間のフェスティバルで審査された約50作品の中から最優秀コミックに
選ばれた。
82歳になる日本漫画界の巨匠、水木氏は太平洋戦争で兵士としての戦闘体験
があることから、同氏の作品は空想の世界の中に戦争や暴力が反映されたもの
が多い。水木氏はパプアニューギニアでの戦闘で左手を失っている。
子ども向けの人気マンガ「アステリックス(Asterix the Gaul)」や「タン
タン(Tintin)」の国、フランスでの高まるマンガ人気を受け、今回のフェス
ティバルではマンガ専門の特別展示が行われた。
今やフランスは日本に次ぐ漫画大国だ。フランス語圏で出版される年間約
4000冊の約半数をマンガが占めているという。
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