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振り込め詐欺:新手法「ケイタイ番号変わった」 山形市男性が315万円被害 /山形
「『携帯電話の番号が変わった』と言われたのをうのみにした」--。
昨年12月25日に山形市の無職の男性(62)が315万円の被害に遭ったおれおれ詐欺事件は、
携帯電話という最も簡単な本人確認手段を無効にする、単純だが巧妙な手口だった。
山形署によると、男性方に連絡が入ったのは、同日午前8時ごろ。
県内で1人暮らしをしている二男(26)を名乗る男の声で、
まず「携帯電話の番号を変えた」と、新しい番号を教えられた。
男性は変更を信じ書き留めた。
その後、「仕事で経理ミスをして会社に損害を与えてしまった」などと怪しげな話が始まった。
電話を切った後、改めて連絡をとるのが通常の対処方法だが、
新しい番号に電話しても「にせ二男」が出るだけ。
二男は固定電話を持たず、「経理ミス」が事実であれば会社にも電話しにくい。
結局、本人確認をすることなく、金を振り込んでしまった。
翌26日、男性は親せきから詐欺の可能性を指摘された。
そこで勤務先の会社に連絡して本人と直接話し、だまされたことが分かった。
二男の携帯番号は、変わっていなかった。
山形署は「送金前に確実に本人に連絡をとれば、被害を防げる。
気をつけてほしい」と話している。【大久保渉】
毎日新聞 2007年1月28日
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