07/01/29 03:45:56 0
老後に夫と暮らすと、妻の死亡リスクが約2倍に高まる―。
そんな調査結果を発表した愛媛県総合保健協会の藤本弘一郎医長が
愛媛医学会賞に選ばれ、28日に松山市で授賞式があった。藤本医長は
「夫が日常生活の多くを妻に依存している高齢者が多く、肉体的にも
精神的にも妻には夫の存在が負担になっている」と指摘している。
調査では、96~98年に松山市に隣接する旧重信町(現・東温市)で、
60~84歳の男女約3100人に配偶者の有無や喫煙習慣、糖尿病や
高血圧の治療歴など17項目を答えてもらった。
約5年後の01~02年に対象者の生死を確認。調査中に死亡した男女
計約200人と生存していた約2900人を比べ、配偶者の有無などが
死亡に与えた影響を60~74歳と75~84歳(いずれも96~98年
当時)で分析した。
その結果、75~84歳では、女性は夫がいる方が、いない場合に比べて
死亡リスクが2.02倍に高まった。一方、男性は妻がいる場合、
いない場合に比べて0.46倍に下がっていた。60~74歳でも同様の
傾向が見られたという。
藤本医長は「夫の依存が妻に負担をかけている一方で、妻に先立たれると
夫は身の回りのことを助けてくれる存在を失い、逆に死ぬ危険性が高まる。
夫が家事などを覚えて自立することが大切だ」と話す。
*+*+ asahi.com 2007/01/29[03:00] +*+*
URLリンク(www.asahi.com)